運命とは・・・

casa

2011年07月31日 15:56

今から、約3年程前に、この世に、

『とき』ちゃん・『ひより』ちゃん

が誕生しました。元気な双子でした。

ところが、生まれてから『とき』ちゃんの方に、重度の障害がある事がわかりました。

その時点で、夫婦には、

『この子は、そう長くないです。親御さん方々は心の準備はしていてください』

そう伝えられたそうです。

それから、2人と『とき』ちゃん・『ひより』ちゃんの4人の闘病生活が始まります。

ボクは、ズッと見てきました。

かれらの苦労を。

いろんな悩みの相談を受けたような。

病院に泊り込みで約2年ほど『とき』ちゃんの自宅療養を学んだそうです。

その苦労は、2人夫婦にしかわからないでしょう。

その2人を支えた、家族の努力も、並大抵のものではないでしょう。

こういうことを経て『とき』ちゃん・『ひより』ちゃんはスクスク育っていきます。

そして『とき』ちゃんも、自宅で生活出来るようになりました。

当店にも足を運んでもらいました。

旦那さんが、

『ひ~ちゃんよりも、こいつが元気でたまんないよ』

何度、聞いた事やら。

幸せな家族です。



先日の朝、友人から電話が。

『幸一郎さん、ときちゃん・・・亡くなったそうです』

えッ

・・・・

・・・・・・

・・・・・・・

しばらく良くわからない・・・何の事やら・・・。

徐々にいろんな事が、現実的に把握できるようになりました。

ここ何日か、熱が下がらなくて、病院に連れて行った矢先、

病態が急変して、そのまま・・・。

今だ状況が飲み込めないまま、仕事を終わらせお通夜の会場に。

・・・・・・・。

現実です。

3歳にもならない娘の葬儀。

ボクはしばらく、棺に行けなっかった。

旦那さんから

『幸一郎さん、顔を見てやってよ。いい笑顔してるんだって』

棺に行きました。

凄く笑顔です。

『この娘さ~。表情ずっと変わってるんだって。死んでると思えないんだよね』

旦那さん強いな。

いや全然つよくなかった。

十分目は腫れていた。

もう涙もでないそうだ。

この夫婦は強くなるだろう。

並々ならぬ経験を、ここ数年で体験した。

普通に生きてたら、経験しない事ばかり。

凄い。




久しぶりにこのメンバ~が集まっている。

因果なものである。

こういう事がないと、滅多に集まれない。

花見以来だ。

『とき』ちゃんがよんでくれた。




夜も更けていき、1人また1人と帰っていく。

もちろん、明日仕事の者もいるから。

ボクはしばらくソコに居た。

特に意味はないけど、帰りたくなかった。

そしたら、ときちゃんを囲んで写真撮影が始まる。

ちょっと、いたたまれない。

しばらく見守って帰りました。




今日の13時に式です。

もう、その姿が見れなくなります。

言葉にならない。

ボクは仕事。

自分の気持ちのやりどころがなく、ブログに綴りました。

友人たちは見るかもしれませんが、その友人たちの許可も得ずに書いてしまった事を許して下さい。

ボクは所詮たいした事は出来ません。

なんなんでしょうね。このやるせなさは。

親が、変わってあげたいと言う気持ちも、良くわかりました。

だからこそ、強く生きてください。三人で。

精一杯生きた『とき』ちゃんの分まで。